
春分の日、光と影の境界線で
今日、3月20日は春分の日。
昼と夜の長さが等しくなる、陰陽のバランスが整う節目の日です。
武道を志す者にとって、この「均衡」という感覚は、身体と心を整えるうえで特別な意味を持ちます。
でも、道場の外に一歩出れば、現代社会は「無関心」という病に蝕まれているように感じます。
先日、日常の中で出くわしたある出来事から、武道が本来持つべき「感性」についてお話しさせてください。
誰も見ようとしない「異変」に踏み込む
日曜日の昼下がり。人で賑わうスーパーの通路に、一人の女性が仰向けに倒れていました。
周囲の人々は、そこに何もないかのように――あるいは「見てはいけないもの」を避けるように――彼女の傍らを次々と素通りしていきます。
かつて真夜中の路上で目撃したおそらく本物の死体の記憶が頭をよぎりました。
「死んでいるんじゃないか」。恐怖を感じながらも、私は彼女の肩を叩きました。
結果として彼女は、歩き疲れて休んでいただけの”時間貴族”でした。
でも、重要なのはそこじゃない。
武道で説く「目付け」や「残心」は、試合相手の動きを追うためだけの技術ではありません。
世界の微かな異変を察知し、そこへ自ら踏み込む勇気を養うための感性です。
「見ないふり」という周囲の空気を突き破り、一歩前に出る力。
それが、道場で磨くべき「強さ」の本質だと思っています。
不器用な「生身」のまま、それでいい
正直に言うと、私は恐怖に怯えながら生存確認をしたその直後、彼女が履いていた高級ブランド「On」の靴に嫉妬しました。
最近は哲学する武道家と名乗っていますが、実態は煩悩まみれの40代。
それでもいいと思っています。
完璧な人間が作る場には、他者が息を抜ける隙がない。
自分の「弱さ」や「小ささ」を隠さずに見せるのは、弟子や保護者の皆さんに「不完全なまま、それでも一歩踏み出す勇気」を持ってほしいからです。
今月の練習テーマ:【観の目】
この話を受けて、今月のテーマを改めて。
「観の目(かんのめ)を養う」
宮本武蔵は『五輪書』の中で、表面的な動きを追う「見の目」より、本質を見抜く「観の目」を重視せよと説きました。
練習では、相手の攻撃をかわすだけでなく、呼吸、空間の変化、自分自身の心の揺れを感じ取ってください。
そして道場を出たあとは、その目を社会に向けてみてください。
困っている人はいないか。
「見ないふり」が蔓延している場面に、自分は踏み込めるか。
技を磨くことは、より優しい人間になるためのプロセスでもあります。
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練習日:
通常クラス
火曜・木曜 19:30~21:00
女性専用クラス
水曜 20:00〜21:00
みんなの居場所ユニコーン(不登校の子向け武道&遊び教室)
水曜 18:30~19:45
練習場所:
火・水曜 愛知県名古屋市緑区平手南
木曜 名古屋市緑区大高町門田
(詳細はお問合せ下さい・駐車場あり)
TEL:070-8585-2151
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